木立のデザインが立ち並ぶ、
厚みがあって温かい
Lin-Lin Shawlを編みました^^
Madelinetosh Merino Light(Thoreau)に困る
2年ほど前に、
Madelinetosh Merino Light(TML)の
Thoreauという色を使って、
Hitofudeを編みました。
![](http://www.itowokasi.net/wp-content/uploads/2015/05/hitofude1-300x270.jpg)
軽やかなデザインに対して、
ウール素材で、
濃い目のキャラクターの糸を
使ってしまったのが
かなりミスマッチで、
ずっと気になっていて、
解いて別の物に
編みなおすことにしました。
Thoreauというのは、『森の生活』の
デイヴィッド・ソロー氏のソローで、
苔むした森の深い色です。
Hitofudeを編んでいたとき、
かつて旅行で行った
屋久島の原生林を思い出しながら
編んでいたものでした。
Thoreauの色と質感を活かせるのは
シンプルながらごつごつした
デザインな気がしました。
糸はFingeringの太さで1200m弱あり、
その条件でラベリーで探してみたところ、
よさげなリブ編みのセーターを見つけ、
編んでみたのですが、
なんだかしっくりこないのです。
(写真を撮り忘れました)
そこで逆に、
なめらかなメリヤス編みの
セーターにしてみたのですが、
これまた違う感が。
![](http://www.itowokasi.net/wp-content/uploads/2017/11/toshmerinolight-300x225.jpg)
苔むした感が活かせるデザインは
ないものかと探していて
みつけたのがLin-Lin Shawlでした。
Lin-Lin Shawl
林林ショール
![](https://api.ravelry.com/badges/projects?p=lin-lin-shawl&t=.gif)
木の幹、枝、鳥の
3つのセクションから
デザインされている
三日月形のショールです。
Thoreauに合いそうな
シンプルながらごつごつしている
デザインというイメージに
ぴったりです。
Lin-Lin Shawlの糸は
Worstedで600mなんですが、
TMLのFingeringを2本取りで
ちょうどゲージがでて、
1200m弱を2本取りで、
長さもなんとか
間に合わせられそう。
最初にFingeringの1200mという条件で
デザインを探していたので
Lin-Lin Shawlにめぐり合えず、
遠回りをしてしまいました。。
完成
![Lin-Lin Shawl(完成)](http://www.itowokasi.net/wp-content/uploads/2017/11/LinLinShawl-120x300.jpg)
本来は凛と生え揃った
北山杉という感じの
Lin-Lin Shawlですが、
私の場合は、
ようやくThoreauが落ち着いて、
太古の森の原生林林ショールと
なりました^^
元のデザインでは
幅170cm、中心の高さ49cmなんですが、
木立の部分やクロスハッチが
きれいにみえるように
形をととのえたら、
200cm×38cmになりました、
今回の干し方は
縦に長く伸ばしすぎました(^^;
それと、元のデザインでは
両端がカーブを描くのですが、
木が覆い茂る山のような形に
しようと思い、
以前に三日月型の
Cecilianaを編んだ時に
端の目をゆるめると
下弦がまっすぐにできそうだったので、
そのあたりを気をつけて、
かまぼこ型にしました。
⇒ Ceciliana
私の林林ショールは
ほぼセーター1着分の毛糸を
使って編んであり、
厚みがあってたっぷりしています。
![Lin-Lin Shawl(肩に巻く)](http://www.itowokasi.net/wp-content/uploads/2017/11/LinLinShawl2-225x300.jpg)
肩に巻くと、細長い形状もあって
落ち着きがよく、暖かいです。
![Lin-Lin Shawl(カウル風)](http://www.itowokasi.net/wp-content/uploads/2017/11/LinLinShawl3-225x300.jpg)
カウルのように
首の周りにぐるぐる巻きにすると、
リブ編みの部分がちょうど
タートルネックのようになり、
首や顔に柔らかいTMLが寄り添って、
もう一枚余分にセーターを
着ているような暖かさです。
TML
TMLには色ムラがあったのですが、
2本取りにすることで
それほど気にならなくなりました。
TMLを3回ほどいて、
4度目の正直で形になりましたが、
丈夫な糸で劣化はありませんでした。
編んだものをほどくと
糸には編みグセがついていて、
ラーメン状態になっています。
かせ状態にして、
ぬるま湯にしばらくつけてから
重石をつるしてひっぱりながら
乾燥させてみたりみたりしたのですが、
たいしてクセがとれなかったので、
ラーメン状態のまま編みました。
編むのが下手っぴで
もともと編み目が
揃っていないこともありますが(^^;
編みあがったものは
ラーメン効果でやや暴れていました。
水通しして、
形を整えながら乾燥させたら、
編み目が落ち着いて
クセはわからなくなりました。
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